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1. Flutterとは

Flutterは、2017年にGoogleが開発・公開したクロスプラットフォーム向けのUIフレームワークです。Dartという言語でアプリを書き、同じコードから iOS・Android・Web・デスクトップ(Windows/macOS/Linux)用のアプリをまとめて作れます。見た目の部品(ウィジェット)が豊富に用意され、レイアウトや色、アニメーションを細かく調整可能。Material DesignやiOS風のCupertinoデザインにも標準対応しており、統一感のある画面を短時間で作成できます。

できることは、モバイルアプリの制作はもちろん、社内ツールや業務Webアプリ、デスクトップの業務支援アプリまで幅広い範囲に及びます。開発中はHot Reloadでコードの変更がすぐ画面に反映されるため、デザイン調整や動作確認の試行回数を大きく増やせます。地図表示、カメラ、通知、認証、決済、グラフ描画などは公式・コミュニティ製パッケージを追加するだけで実装可能。フォーム入力や一覧表示、タブ切り替え、画面遷移など、アプリに必要な基本要素も一通り揃っています。

特徴は、生産性とパフォーマンス、そして拡張性のバランスが良いことです。描画は自前のレンダリングエンジン(Skia)で行い、滑らかなアニメーションを実現。テスト(ユニット/ウィジェット/統合)機能や、Firebaseとの連携(ログイン、データベース、ストレージ、通知)も整っており、小規模チームから個人開発、エンタープライズまで対応できます。はじめて触る場合は「Flutter SDKを入れる → 開発用エミュレータ(または実機)を用意 → テンプレートからプロジェクトを作成」の3ステップで動くアプリを体験でき、そこから画面や機能を積み木のように拡張していけます。

目次

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●対象読者

▶︎Webアプリ開発経験者
▶︎Flutterを触ったことのない方