【ITパスポート試験】No.132|コンピュータ

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。

本記事では、代表的なコンピュータの種類と特徴について、PC・サーバ・汎用コンピュータ・スマートフォンやタブレットなどの携帯端末&スマートデバイスに分けて整理し、それぞれがどのような場面で使われているのかを分かりやすく解説します。

目次

1. パソコンとサーバが担う役割

この章では、私たちの身近にあるPCと、その裏側でサービスを提供しているサーバについて、役割や使われ方の違いを押さえていきます。どちらも「コンピュータ」ですが、利用者から見える姿や目的が異なる点に注目すると理解しやすくなります。

PC

PC(パーソナルコンピュータ)は、個人や一人の利用者が操作することを前提としたコンピュータです。デスクトップ型やノート型が代表的で、キーボードとマウス、ディスプレイを備え、文書作成や表計算、プレゼン資料作成、Webの閲覧など、多目的に利用されます。一般家庭から企業まで、最も身近なコンピュータと言えるでしょう。

PCの特徴は、利用者自身がアプリケーションをインストールして環境をカスタマイズできる自由度の高さにあります。業務用ソフトウェアを導入して仕事に使うこともあれば、画像編集や動画閲覧などの娯楽目的に利用されることもあります。一方で、1台のPCは基本的に1人が操作することを想定しているため、多数の人に同時にサービスを提供する用途には向きません。そのような役割は、次に説明するサーバが担います。

サーバ

サーバは、多数の利用者に対してネットワーク経由でサービスを提供するコンピュータです。メールの送受信を行うメールサーバ、Webページを配信するWebサーバ、データを保存・管理するファイルサーバなど、提供する機能に応じてさまざまな種類があります。見た目はPCと似ている場合もありますが、複数のユーザからのアクセスを長時間にわたり処理し続けることが求められるため、高い信頼性と処理性能を備えている点が大きな違いです。

サーバは、通常ユーザが直接画面を見ながら操作するものではなく、ネットワークを通じてリクエストを受け取り、結果だけを返す形で動作します。そのため、24時間稼働を前提に、電源や冷却、バックアップなどの面でPC以上に厳重な運用が行われます。私たちが日常的に利用しているWebサイトやクラウドサービスのほとんどは、どこかのデータセンタに設置されたサーバによって支えられているとイメージしておくとよいでしょう。

2. 企業を支える汎用コンピュータ

この章では、主に大規模な企業や金融機関などで利用されている汎用コンピュータについて解説します。普段の生活ではあまり目にする機会はありませんが、社会インフラを支える重要なコンピュータです。

汎用コンピュータ

汎用コンピュータは、大量のトランザクション処理を高速かつ安定して行うことを目的とした大型コンピュータです。メインフレームと呼ばれることもあり、銀行の勘定系システムや航空会社の予約システム、基幹業務システムなど、止まることが許されない処理を担っています。多くの利用者からの処理要求を同時並行で処理する能力に優れている点が、大きな特徴です。

汎用コンピュータは、高い信頼性を実現するために、電源やストレージなど重要な部品を二重化・多重化して構成することが一般的です。ハードウェアだけでなく、OSやミドルウェアも、障害が発生してもサービスを止めない仕組みを備えています。その分、導入・運用コストはPCや一般的なサーバより高くなりますが、社会全体を支える重要なシステムでは、このような高信頼なコンピュータが今も活躍しています。

3. 携帯端末とスマートデバイスの広がり

この章では、持ち運び可能で身近なコンピュータである携帯端末と、それを取り巻くスマートデバイスについて説明します。PCやサーバと比べて小型でありながら、日常生活やビジネスの多くの場面で欠かせない存在になっている点に注目しましょう。

携帯端末

携帯端末は、持ち運びを前提とした小型のコンピュータ機器の総称です。代表的なものとしてスマートフォンやタブレット端末、ウェアラブル端末などが挙げられます。バッテリを内蔵しており、無線通信(モバイル回線やWi-Fi)を利用してネットワークに接続できることが大きな特徴です。

携帯端末は、音声通話やメールだけでなく、Web閲覧、地図・ナビゲーション、写真撮影、キャッシュレス決済など、多機能なアプリケーションを利用できる点が魅力です。持ち運びやすさと即時性の高さから、個人利用はもちろん、営業支援や現場作業の記録など、業務でも広く活用されています。次の節では、携帯端末の代表格であるスマートフォンを中心に見ていきます。

スマートフォン

スマートフォンは、高機能な携帯電話として発展した携帯端末で、小型ながらPCに近い処理能力を持っています。タッチパネルで操作し、アプリストアから必要なアプリをダウンロードしてインストールできる点が特徴です。電話機能に加えて、SNSやチャットツール、業務アプリなど、生活と仕事の両方を支えるプラットフォームになっています。

スマートフォンは、常に身につけて持ち歩くことが多いため、位置情報や加速度センサなど、さまざまなセンサを利用したサービスが提供されています。たとえば、移動経路の記録や健康管理アプリ、カメラとAIを組み合わせた画像認識など、スマートフォンを起点とした新しいサービスが次々に登場しています。こうした特徴から、スマートフォンは「最も身近なコンピュータ」と言っても過言ではありません。

タブレット端末

タブレット端末は、大きめのタッチスクリーンを備えた板状の携帯端末です。スマートフォンより画面が大きいため、電子書籍や動画視聴、プレゼンテーションの表示など、コンテンツを見せる用途に向いています。キーボードを接続すれば簡易的なノートPCのように使える製品も多く、教育現場や営業のプレゼン、紙のカタログ代替など、多様な場面で活躍しています。

タブレット端末は、スマートフォンと同様にアプリをインストールして機能を拡張できますが、画面サイズを活かしたユーザインタフェースが用意されていることが多いです。指やスタイラスペンで手書き入力ができる製品もあり、メモや図の書き込み、電子黒板としての利用など、PCとは一味違った使い方ができる点もメリットです。

ウェアラブル端末

ウェアラブル端末は、身体に身につけて利用するコンピュータ機器を指します。代表例としてスマートウォッチやフィットネストラッカーがあります。これらの端末は、心拍数や歩数、睡眠状態などをセンサで常時記録し、スマートフォンと連携して健康管理や運動記録に役立てることができます。

ウェアラブル端末は、画面が小さい代わりに通知や簡単な操作に特化していることが多く、手元でメッセージ内容を確認したり、音声アシスタントを呼び出したりできるなど、スマートフォンをより便利に使うための補助的な役割も果たします。将来的には、ARグラスやスマート衣料など、さらに多様な形でコンピュータを身につける時代が訪れると考えられています。

スマートデバイス

スマートデバイスは、「コンピュータ機能とネットワーク機能を備えた機器」を広く指す言葉です。スマートフォンやタブレットだけでなく、スマートスピーカーやスマート家電、ネットワーク接続されたテレビなども含まれます。これらの機器はインターネットに接続し、クラウドサービスと連携することで、高度な機能を実現しています。

スマートデバイスの特徴は、ユーザが意識しなくても、背後でコンピュータが動作している点にあります。例えば、スマートスピーカーに話しかけるだけで音楽再生や家電の操作ができるのは、クラウド側のコンピュータが音声認識や制御処理を行っているからです。このように、スマートデバイスの普及により、「コンピュータを使っている」という意識なしにコンピュータの恩恵を受けられる場面が増えつつあります。

まとめ

この章では、代表的なコンピュータの種類と特徴を振り返ります。コンピュータと一言でいっても、個人利用のPCから、大規模なトランザクション処理を行う汎用コンピュータ、外出先で活躍するスマートフォンやタブレット、さらには身体に身につけるウェアラブル端末まで、非常に幅広い形態が存在することが分かります。

それぞれのコンピュータは、目的や利用シーンに応じて求められる性能や機能が異なります。PCは個人が多目的に使う道具として、サーバや汎用コンピュータは多数の利用者に安定したサービスを提供する基盤として、携帯端末やスマートデバイスはモバイル環境や日常生活の利便性向上のために活躍しています。このような違いを意識して整理しておくことで、情報システム全体の構成をイメージしやすくなります。

今後もコンピュータの種類は増え続け、それぞれがネットワークでつながることで新しいサービスが生まれていきます。PCやサーバだけでなく、汎用コンピュータやスマートデバイスまで含めて「どの機器がどの役割を担っているのか」を理解しておくことは、ITの基礎を学ぶうえで大きな助けとなるでしょう。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の活動を陰ながら応援している、しがないソフトウェアエンジニア。
サトシ ナカモトの戦友。
ITやソフトウェアに関することをわかりやすくまとめ、多くの人にそれらを知ってもらおうと活動しています。
ご質問やご要望、お仕事依頼がございましたらお問合せフォームよりお願いいたします。

コメント

コメントする

CAPTCHA



reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次