【ITパスポート試験】No.057|デジタルリテラシー

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本記事では、事業活動や日々の業務を進めるために欠かせない「デジタルリテラシー」について解説します。コンピュータやアプリケーションソフトウェアなどのデジタル技術を理解し、仕事の成果につなげていく力とは何かを、具体的なイメージを交えながら整理していきます。


目次

1. ビジネスにおけるデジタルリテラシーの全体像

この章では、デジタルリテラシーという言葉の意味と、なぜビジネスの現場で重要視されているのかを整理します。単にパソコン操作ができるだけでなく、「仕事で成果を出すために、デジタル技術をどう使うか」という視点がポイントになります。

デジタルリテラシーとは何か

デジタルリテラシーとは、コンピュータやアプリケーションソフトウェア、ネットワークなどのデジタル技術を理解し、目的に応じて効果的に使いこなす能力のことです。単に「使える・使えない」というレベルではなく、「どのツールを選び、どのように活用すれば仕事がうまく回るか」を考えて実行できる力を指します。

たとえば、紙で行っていた書類回覧を、表計算ソフトとオンラインストレージに置き換えることで、集計や共有を効率化できるかどうかを考えられるかも、デジタルリテラシーの一部です。

仕事で求められるデジタルの視点

現代の事業活動では、多くの業務プロセスが何らかの形でデジタル技術と結びついています。営業活動では顧客管理システム、経理では会計ソフト、人事では勤怠管理システムといった具合に、多様なシステムやアプリケーションが使われています。

こうした環境で働くうえでは、「決められた操作手順を覚えるだけ」では不十分です。システムの仕組みやデータの流れをある程度イメージしながら、「どの入力がどんな結果につながるのか」「データをどう活用すれば業務改善になるのか」を考えられることが求められます。


2. コンピュータを理解して使う力

この章では、デジタルリテラシーの土台となる、コンピュータそのものへの理解について解説します。細かな専門知識でなくても、基本的な仕組みを知っておくことで、トラブル対応や効率的な利用がしやすくなります。

コンピュータの基本構成への理解

業務でコンピュータを利用する際には、CPUやメモリ、ストレージといった基本的な構成要素の役割を大まかに把握しておくと役に立ちます。たとえば、メモリ不足やディスク容量不足が、動作の遅さや保存エラーにつながると理解していれば、原因の切り分けがしやすくなります。

また、周辺機器との接続やネットワーク設定などの基礎を理解しておくことで、プリンタが使えない、ネットワークにつながらないといった場面でも、落ち着いて状況を確認できるようになります。

OSとファイル管理を意識した利用

業務用PCでは、WindowsなどのOS(基本ソフトウェア)上で、さまざまなアプリケーションを動かしています。OSの役割や、フォルダ・ファイルの階層構造を理解しておくことは、情報を整理して保管するうえで欠かせません。

ファイル名の付け方や保存場所のルールを意識して使うことで、必要なデータをすぐに取り出せるようになり、チーム内の情報共有もスムーズになります。これは単純な操作スキルではなく、仕事の進め方と結びついたデジタルリテラシーといえます。


3. アプリケーションソフトを活用する力

この章では、日々の業務の中で頻繁に使うアプリケーションソフトウェアを、どのように組み合わせて活用していくかという視点で整理します。単体での使い方だけでなく、「ツールをつなぐ」発想が重要になります。

オフィスソフトの組み合わせ利用

文書作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどのオフィスソフトは、多くの企業で標準的に利用されています。デジタルリテラシーとして重要なのは、各ソフトの得意分野を理解し、適切に使い分けることです。

例えば、集計は表計算ソフトで行い、その結果をグラフにしてプレゼンテーション資料に貼り付ける、といったように、複数のソフトを連携させることで、説得力のある資料を効率よく作成できます。このような発想ができるかどうかで、業務の生産性が大きく変わります。

業務システムやクラウドサービスの活用

顧客管理システムや販売管理システム、グループウェアなどの業務システムは、組織全体で情報を共有し、業務プロセスを標準化するために利用されます。利用者としては、システムの画面操作だけでなく、「入力したデータがどの部署でどのように使われるか」を意識することが大切です。

また、オンラインストレージやウェブ会議、チャットツールといったクラウドサービスも、事業活動の中で重要な役割を果たしています。これらを適切に組み合わせることで、場所や時間にとらわれない働き方を実現しやすくなります。


4. デジタル技術を安全かつ効果的に使う工夫

この章では、デジタル技術を活用する際に欠かせない、安全性と効果のバランスについて考えます。便利さだけを追求するのではなく、リスクを理解したうえで賢く使うことが、真のデジタルリテラシーにつながります。

情報セキュリティへの基本的な配慮

デジタル技術を業務で活用する以上、情報セキュリティへの配慮は避けて通れません。パスワード管理、ソフトウェアのアップデート、怪しいメールへの対応など、日常的な行動が組織全体の安全性に直結します。

セキュリティ対策の詳細は別のテーマとして扱われますが、デジタルリテラシーの一部として、「便利さと引き換えにどんなリスクがあるか」「そのリスクをどうコントロールするか」を考えられる姿勢が重要です。

デジタル化で業務を改善する視点

デジタル技術は、単に紙の帳票をデジタルに置き換えるだけでなく、業務のやり方そのものを見直すきっかけになります。たとえば、手作業で行っていた集計をフォーム入力と自動集計に変えたり、社内の問い合わせをチャットツールやFAQで整理したりすることで、業務効率を大きく向上させることができます。

このように、現状の業務を「デジタル技術を使ったらもっと良くできないか」という目で見直す習慣が、デジタルリテラシーを高めるうえで非常に有効です。


まとめ

本記事では、コンピュータやアプリケーションソフトウェアなどのデジタル技術を理解し、事業活動や業務遂行のために効果的に活用する能力=デジタルリテラシーの全体像を整理しました。単なる操作スキルではなく、「仕事の目的を達成するためにどの技術をどう使うか」を考える力が重要であることを確認しました。

あわせて、コンピュータの基本構成やOS・ファイル管理への理解、オフィスソフトや業務システム、クラウドサービスの組み合わせ利用といった具体的な観点も見てきました。こうした知識があることで、トラブル時の原因把握や、業務のデジタル化を進める際の判断がしやすくなります。

さらに、安全性への配慮や業務改善の視点も含めてデジタル技術を捉えることが、現代のビジネスパーソンに求められる姿勢です。デジタルリテラシーを高めることは、自身の仕事の質を向上させるだけでなく、組織全体の生産性向上や競争力強化にもつながっていきます。

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この記事を書いた人

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の活動を陰ながら応援している、しがないソフトウェアエンジニア。
サトシ ナカモトの戦友。
ITやソフトウェアに関することをわかりやすくまとめ、多くの人にそれらを知ってもらおうと活動しています。
ご質問やご要望、お仕事依頼がございましたらお問合せフォームよりお願いいたします。

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