【ITパスポート試験】No.009|問題解決手法

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問題を解決するときは、「勘」や「思いつき」だけでは限界があります。アイデアをたくさん出し、それを整理して、本当に取り組むべき課題を見極めるための基本的な手法がいくつかあります。この記事では、ITパスポート試験のシラバスで挙げられているブレーンストーミング、ブレーンライティング、親和図法について、流れがイメージできるように解説します。


目次

1. アイデアを生み出す場づくり

この章では、問題解決の最初のステップとなる「アイデア出し」に焦点を当てます。最初から完璧な案を目指すのではなく、とにかく数多くのアイデアを出すことで、後の検討材料を増やすことがねらいです。その代表的な手法がブレーンストーミングとブレーンライティングです。

ブレーンストーミング

ブレーンストーミングは、複数人で自由に意見やアイデアを出し合う手法です。実施するときにはいくつかのルールがあります。代表的なものとしては、他人の意見を批判しないこと、自由奔放な意見を歓迎すること、量を重視してできるだけ多くのアイデアを出すこと、そして他人の意見をヒントにして連想・発展させることなどが挙げられます。
これらのルールを守ることで、参加者が安心して発言でき、普段は出てこないようなユニークな発想も生まれやすくなります。会議室などに集まり、ホワイトボードや付箋を使ってテンポよく進めることが多い手法です。

ブレーンライティング

ブレーンライティングは、ブレーンストーミングと同じくアイデア発想の手法ですが、発言ではなく「書く」ことを中心に進める点が特徴です。参加者は紙やカード、付箋などに自分のアイデアを書き、一定時間がたったら隣の人に回します。受け取った人は、そのアイデアを読んで新しい案を追加したり、発展させたりしていきます。
この方法では、一人ひとりが落ち着いて考える時間を取りやすく、発言が得意ではない人でもアイデアを出しやすくなります。また、同時に複数のカードが回るため、短時間で多くのアイデアが集まりやすいという利点があります。発言の勢いに左右されにくく、全員の意見をまんべんなく集めたいときに向いている手法です。


2. アイデアを整理して本質的な課題を見つける

この章では、出てきた大量のアイデアや意見を整理し、問題の構造や本質的なテーマを見つける手法を紹介します。思いつきをそのままにせず、関連するもの同士をまとめることで、解決に向けた方向性が見えやすくなります。

親和図法

親和図法は、多数の意見やアイデアを、内容の「似ているもの」「関係の近いもの」同士でまとめ、グループ分けしていく手法です。一般的には、個々の意見をまず付箋などに1枚ずつ書き出し、それらを机や壁に並べて、参加者全員で黙って分類していきます。
分類するときは、あらかじめグループの名前を決めておくのではなく、「何となく近そうだ」と感じるもの同士を集めます。そうすることで、後から「このグループは◯◯というテーマの集まりだ」といった形で意味づけがしやすくなります。
最終的には、グループごとに見出しとなるラベルを付けることで、「問題の背景にある主な要因は何か」「どんな観点で対応策を考えるべきか」などが整理されます。ブレーンストーミングやブレーンライティングで出した意見を整理する場面で、非常に相性のよい手法です。


3. まとめ

問題解決手法の基本として、まずはブレーンストーミングやブレーンライティングでアイデアを広く集め、その後、親和図法でアイデアを整理して本質的な課題を浮かび上がらせる、という流れを押さえておくことが大切です。
ITパスポート試験では、各手法の名前と特徴を覚えるだけでなく、「アイデアを出す段階」と「整理する段階」で役割が違うことをイメージしておくと、関連する問題にもスムーズに対応しやすくなります。

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この記事を書いた人

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の活動を陰ながら応援している、しがないソフトウェアエンジニア。
サトシ ナカモトの戦友。
ITやソフトウェアに関することをわかりやすくまとめ、多くの人にそれらを知ってもらおうと活動しています。
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