
1. Google Chromeとは
Google Chromeは、2008年にGoogleが開発・公開したWebブラウザです。高速表示とシンプルな画面をめざして作られ、現在はWindows、macOS、Linux、iOS、Androidで利用できます。中身はオープンソースのChromiumを土台にしており、ページの描画はBlink、JavaScriptの実行はV8エンジンが担当します。自動更新でセキュリティ修正や新機能が順次届くため、常に新しい状態を保ちやすいのが特徴です。
できることは、タブでの複数ページ表示、検索アドレスバー(Omnibox)からの直接検索、拡張機能の追加、プロフィールごとのデータ分離、ブックマーク・履歴・パスワード・タブの同期(Googleアカウント)など日常利用に必要な一式です。翻訳機能で外国語ページをその場で日本語に変換でき、パスワードマネージャーは強力なパスワードの自動生成と漏えいチェックに対応。プライバシー面ではシークレットウィンドウ、Cookieやサイト権限(位置情報・カメラ・通知)の細かな制御、悪意のあるサイトを未然にブロックするセーフブラウジングが用意されています。開発者向けにはDevToolsで要素検査、ネットワーク確認、パフォーマンス計測も行えます。
特徴は、動作の軽さと拡張性、そして端末をまたいだ使いやすさです。はじめ方は「Chromeをインストール → Googleアカウントでサインイン(任意)→ ブックマークやパスワードの同期をオン → よく使う拡張機能を追加」の流れが基本。仕事と私用を分けたい場合はプロフィールを分けると、履歴・ログイン状態・拡張機能を切り替えられます。調子が悪いときは設定の「セーフティチェック」で更新・パスワード・拡張機能の問題を一括確認し、不要な拡張はオフまたは削除すれば安定しやすくなります。シンプルに使い始めて、必要に応じて機能を足していける、万能型の定番ブラウザです。