Google Search Consoleの使い方– 2025年最新版 –

Web制作Google Search Consoleの使い方

1. Google Search Consoleとは

Google Search Consoleは、2005年にGoogleが提供を開始し、2015年に現在の名称へ変更された、Webサイトの検索状況を可視化・改善するための無料ツールです。自分のサイトがGoogle検索でどのように表示・評価されているかを確認でき、記事やページの改善点を見つけるのに役立ちます。WordPressや静的サイト、ECサイトなどサイトの種類を問わず使え、所有権を確認すれば誰でも利用できます。

できることは大きく三つあります。1つ目は「検索パフォーマンスの把握」で、検索クエリ(検索語)、表示回数、クリック数、平均CTR、平均掲載順位をページ別・国別・デバイス別・日付別に分析できます。2つ目は「インデックスと技術面の確認」で、URL検査でクロール状況やインデックス可否をチェックし、サイトマップ(sitemap.xml)の送信、インデックス登録のリクエスト、カバレッジ(エラー/警告/除外)の原因確認、削除リクエスト、内部・外部リンクの把握などが可能です。3つ目は「ユーザー体験と安全性の把握」で、Core Web Vitals(LCP/CLS/INP)やページのモバイル対応、手動対策(ガイドライン違反)やセキュリティ問題(マルウェア等)の通知を受け取れます。

特徴は、検索からの集客をデータで見える化できること、技術的な問題点を早期に発見できること、改善の効果検証がしやすいことです。始め方は「サイトを追加 → 所有権確認(DNSレコード追加・HTMLファイル/タグ設置・GA4連携のいずれか)→ サイトマップ送信」が基本。運用のコツは、①表示回数が多くCTRが低いページのタイトル/説明を見直す、②平均掲載順位が11〜20位のクエリに合わせて内容を追記する、③カバレッジのエラー(404やリダイレクト不備)を定期的に解消する、④Core Web Vitalsの指標が悪いURLは画像圧縮や不要スクリプト削減で改善する、⑤重要ページはURL検査でインデックス状況を都度確認する、の5点です。これらを繰り返せば、検索流入の増加につながりやすくなります。

目次

2. 検索パフォーマンスの把握