【VS Code】原稿に編集記号をつける方法

※本記事で使用しているデバイス情報

<パソコン>
機種:MacBook Air 13″
OS:macOS Sonoma 14.3

前回は、VS Code ですべての英数字を半角に変換する方法を紹介しました。

今回は、原稿にあるさまざまな要素文字を種類分けし、編集記号を割り振っていく作業を紹介します。

目次

よく使用される編集記号

まずは、テキスト原稿でよく使用される記号を紹介ます。

<仕切り・区切りに使われる記号>

------------------------------------------------
-----

これは、大きい要素と大きい要素を分ける際に使用します。

たとえば、カコミや編注コメントやなどです。

これらの要素を本文と区別する際に、上のハイフンを長くつなげたものでかこみます。

そのなかに、さらに小さい要素がある時は、下のハイフンを5つつなげたものを使用します。

<要素の名前をかこむ際に使われる記号>

[] 角括弧
() 丸括弧

要素を先ほどの仕切りで囲んだ後に、要素の名前を記す際に使用します。

たとえば、[まとめ]や[かこみ]などです。

また、(イラスト)や(作図)など、丸括弧を使用する場合もあります。

<要素の頭に置いたり、文字を囲んだりする記号>

★ 黒星
☆ 白星
△ 白三角
▲ 黒三角
◇ ひし形
◆ 黒ひし形
□ 白四角
◼️ 黒四角
▽ 逆三角
▼ 逆黒三角
• ビュレット、項目印

これらの記号は、さまざまな場面で使用されます。

特に注意するものは、ビュレット(↑)と中黒(↓)です。

似ているので、しっかり区別するようにしましょう。

ちなみに、ビュレットの方が大きいです。

<本文で使用される記号>

。 句点
、 読点
. ピリオド
, カンマ
・ 中黒(なかぐろ)
: コロン
; セミコロン
! 雨だれ、感嘆符
? 疑問符

中黒(なかぐろ)は、箇条書きの際に使われたりもします。

ユーザ辞書によく使用される記号を登録する

こららの記号は、とても頻繁に使用します。

そのため、作業を効率化するためにも「ユーザ辞書」に登録しておきましょう。

STEP
メニューバー上部の「文字入力モード」を右クリック
説明画像1

メニューバー上部の「あ」と書いてある部分を右クリックします。

Mac を使用している方は、トラックパットを二本指でタップします。

STEP
「ユーザ辞書を編集…」をクリック
説明画像2


「ユーザ辞書を編集…」をクリックしましょう。

STEP

「ユーザ辞書…」をクリック
説明画像3

「ユーザ辞書…」をクリックしましょう。

STEP
「+」記号をクリック
説明画像4

「+」記号をクリックします。

STEP
入力する単語を登録
説明画像5

1: 「入力/読み」の部分に読み方を入力します。

2: 「変換/語句」の部分に登録する記号を入力します。

3: 「追加」をクリック

こうすることで、「読み」をキーボードで入力することで、簡単に「記号」を呼び出すことができます。

たとえば、説明画面5のように登録することで、「せん」と入力すると、

------------------------------------------------

と、簡単に呼び出すことができます。

STEP
「完了」をクリック
説明画像6

このように、よく使う記号をすべて登録したら「完了」をクリックしましょう。

これにて、原稿中の要素を種類分けし、記号を割り振っていくための準備は完了です。

手順

STEP
要素と文字の種類を把握する

まず、原稿を読んで、何種類の要素があるかを整理します。

たとえば、

  • まとめ
  • 作図
  • イラスト
  • プログラミングコード
  • 練習問題
  • コラム

などです。

また、章・節・項・大見出しなども整理します。

つぎに、文字の種類を整理します。

たとえば、

  • 色字
  • 太字
  • プログラムフォント

などです。

STEP
編集記号を決める

原稿にあるたくさんの要素文字をどの記号で表すかを考えます。

たとえば、ある本では以下のように整理することもできます。

-------編集記号等-------------------
■■■■: 章見出し
■■■: 節見出し
■■: 項見出し
■: 大見出し
●/・: 箇条書き
(イラスト): イラストが入る箇所
[かこみ]: シンプルなカコミ
[側注]/◆側注: 側注スペース
[リスト]/◆リスト: リストスタイルのカコミ
▼表: 表の原稿
▼Fig/◆作図: 作図と作図用のテキスト原稿
[書式]/◆書式: 書式スタイルの原稿
▽: 吹き出しの原稿
[例題]: 例題のカコミ
▼List: プログラムリスト
[実行結果]/[実行例]: 実行結果、実行例のスタイル
[アルゴリズム]: アルゴリズムのカコミ
▼ここまででできること~>>具体的には: ここまででできることの原稿
[Column]: コラムのカコミ
[まとめ]: まとめのカコミ
[練習問題]: 練習問題のカコミ
[一問一答 理解度チェック!]: 一問一答の原稿

◇~◇: 色文字
▲~▲: 太字
▲▲~▲▲: 下線付き太字
★★~★★: プログラム文字
※※~※※: 編注コメント
----------------------------------
STEP
編集記号を割り振る

実際に、原稿に記号を入力していきます。

先ほどのユーザ辞書や以前紹介した VS Code の置換機能をうまく活用することで、効率よく作業することができます。

例を載せておきます。

◼️◼️◼️◼️第8章 読売巨人軍

◼️◼️◼️8.1 誕生

読売巨人軍は、▲〇〇年▲に誕生しました。〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

------------------------------------------------
[例題]
V9時代

・巨人がV9を達成した時の監督はだれでしょう
・また、V9は何年から何年に達成したでしょう
・その時の巨人の本拠地球場は?*
------------------------------------------------

------------------------------------------------
[側注]

*2軍球場はどこどこにありましたが、ここでは1軍の球場を指しています。
------------------------------------------------

これにて、原稿にあるさまざまな要素を種類分けし、編集記号を割り振っていく作業の紹介は終了です。

つぎは、原稿内の表をタブで整理する方法を紹介します。

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